黄色い母乳
みなさんは授乳しているときに搾ると母乳が黄色かった経験はありませんか?
実は、それは乳腺炎の始まりかもしれません。
基本的に母乳は、青白い色をしているので黄色い母乳は古くなっている証拠です。
ただ初乳(出産から4~5日くらいまで)の方は黄色いのが正常ですのでご心配なさらずに。
という私も、下の子が生後1か月~3か月くらいまでなかなか乳腺も安定せずよく黄色い母乳を出していました。
今回は、黄色い母乳が出てしまった私が、黄色い母乳の意味や対処法などについてお話したいと思います。
黄色い母乳は膿?
黄色い母乳はどろっとしていて膿のような感じ(おそらく白血球が死滅したもの)になっているので、正直、マズイです。
病院では乳腺炎になりかけたら、赤ちゃんに積極的に飲ませよう!と指導されたのですが、私には抵抗がありました。
だってその黄色い母乳を見てしまったら、赤ちゃんには飲ませたくないと思うのが一般的だと思います。
黄色い母乳の対処法
私は黄色い母乳が出ているときは、授乳前に軽く搾乳をしていました。
あまり搾りすぎると乳腺炎になりかけているところが余計に母乳が作られてしまうので、ほどほどに搾るのがコツです。
そしてその黄色い母乳はもったいないと思いつつも捨てていました。
黄色い母乳を少しずつ出していけば、おのずと黄色い母乳の量も減っていきましたので、そのあとは普通に授乳をしていました。
あとは、搾乳回数も時間をおいて何回も行った方が治りが早いです。
陥没乳頭は乳腺炎になりやすい?
私の場合は左の方が陥没具合がひどく、凹という漢字が似合うほど状態がひどいです。
赤ちゃんもうまく母乳が飲めるようになったのも右が最初でしたので、左はよく熱を持ったり、しこりっぽくなったりしていました。
また、陥没乳頭は陥没しているところにも乳腺があるため(一説によると陥没しているところに多くの乳腺があるため、内側に引っ張られて陥没しやすいとも)、特に左側は乳腺炎っぽくなっていて黄色い母乳が出やすかったです。
そんな時は、自分で頻繁に搾乳したりしてできるだけ、黄色い母乳を排出するようにしていました。
もしもおうちの近くに母乳マッサージをしてくれるところがあれば、行ってみるのも手かもしれません。
ただ私の場合、出産した病院では退院後の母乳マッサージを受け付けてくれなく、市内の大きい病院でしか母乳マッサージをしていませんでした。
最初、半べそをかきながら、電話で問い合わせした時の助産師さんの対応もイマイチだったので、それから自己流で対処するようになりました。
乳腺炎とは?
そもそも乳腺炎とは、母乳が乳腺に詰まってしまって炎症を起こしている状態です。
乳腺が詰まっているので、管の中は狭くなっており十分な母乳が排出されずにどんどんたまっていってしまいます。
ひどい場合は、病院で切開などする場合があるそうですが、初期症状のうちにケアをされることをお勧めします。
私の自己流ケア
最初に断っておきますが、これは自己流ですので責任は負えません。
私は乳腺炎になりかけてきたな、と思ったら、授乳後にこりかたまった乳腺をマッサージするように搾乳するようにしました。
赤ちゃんに飲まれていてもきちんと母乳が出ていない箇所なので、わかりやすいと思います。
ただこの時もあまり強い力では行わずに、できるだけ乳腺を傷つけないように優しく搾るようにしました。
そして、赤ちゃんの授乳時間でなくても1時間ほどしたらまたそのつまりかけている乳腺のみ搾乳するようにしたところ、少しずつこりがほぐれていきました。
あんまりひどかったら病院へ
乳腺炎はひどいと熱をもって痛みを伴ってしまいます。
あまりにもひどい場合は、自己ケアだけでなくきちんと産婦人科を外来するようにしてください。
ただ、家に葛根湯がある場合(本当に漢方の葛根湯)は、臨時的にでも葛根湯を飲むと乳腺炎に効くことがあります。(葛根湯には血流をよくする効果があるため)
母乳が黄色のは膿?についてのまとめ
今回は黄色い母乳についてお話ししました。
陥没乳頭だとどうしても赤ちゃんが吸いやすい方向というものがあって、つまり気味でなくても古い母乳が溜まって母乳が黄色くなっている場合があります。
ただ、その古い母乳も赤ちゃんにはおいしいものではないので、色が黄色かったら搾乳するようにしてくださいね。