母乳神話
妊娠中・育児中の方なら母乳神話という言葉を聞いたことがあるかと思います。
母乳は粉ミルクよりも優れているとか、粉ミルクよりも太りにくいとか色々言われていますが、母乳神話って結局はマインドコントロールの一種だなと二人母乳育児を終えて思います。
私自身、うつ傾向にあるというか、思い込みが激しいタイプで産院による母乳神話の植え付けによって母乳を与えなければ母親失格だなんて思うようになり、ノイローゼになってしまいました。
このノイローゼは産後うつを発展させるきっかけになったので母乳神話に惑わされずに、陥没乳頭や裂状乳頭、母乳の分泌が少ない人は無理して完全母乳にこだわる必要は全くないと思います。
むしろ、完全母乳であるが故の問題点などいろいろありますので、自分のライフスタイルにあった授乳スタイルを確立することがオススメです。
完全母乳・直接母乳にこだわった第一子
第一子の時は完全母乳・直接母乳にかなりこだわっていました。
しかし結局は泣き叫ぶわが子の前に陥没乳頭による授乳には根負けし、結局搾乳した母乳を哺乳瓶で与える毎日・・・。
本当にこれでよいのか?という自問自答を繰り返しながら、結局、1歳の誕生日まで搾乳で母乳を与え続けました。
このこだわりこそがノイローゼを引き起こすきっかけになりましたが、なかなか洗脳されている自分ではそれに気づくことができませんでした。
完全母乳・直接母乳だった第二子
歳が離れて下の子が生まれたときも切迫早産で乳頭ケアができなかったのにもかかわらず、心のどこかで完全母乳・直接母乳にしたいと思い込んでいた部分があります。
こだわっているつもりは全くなくても根底にある母乳神話に洗脳されている自分は、母乳でなくては駄目なんだと思い込んでいました。
しかし、そのこだわりのせいで、娘には体重が増えないという悲しいことを体験させてしまったので、万が一、次の子が生まれたら、混合で育てたいと思いますね。
母乳は初乳だけでよいような?
母乳って確かに産後1週間~10日程度に分泌される初乳には白い母乳よりもタンパク質やβカロテンが豊富で赤ちゃんの栄養補給に最適といわれています。
また免疫力も付くことから、初乳は必ず飲ませましょうという産院の指導も多いかと思いますが、私のように陥没乳頭・裂状乳頭の方だとなかなか、直接母乳で赤ちゃんに母乳(初乳)を飲ませることができないでしょう。
そんな時は免疫を付けるためだけと割り切って、ビーカーや哺乳瓶に搾乳した初乳を搾り、赤ちゃんに与えるのも手です。
粉ミルクの子は体が弱いとか迷信ぶった発言がありますが、上の子は母乳でしたがアレルギー体質で扁桃腺も大きくよく熱を出す子でした。
10歳になった最近ではやっと人並みぐらいの体調になったかな?という感じです。
2歳まで母乳を与えた下の子も全く熱を出さない!というほどでもないですし、体が弱いかどうかは関係ないように感じます。
また母乳だと太らないとかいいますが、やっぱりこれも母乳だけを与えている時だけの話かなーと思います。
離乳食や幼児食が始まれば、いくら母乳が消化が良くても他のものでカロリーを摂取していますし。
上の子も下の子も私自身の体系に似て、骨太なので、やせ形には全く見えません。
ですので、母乳神話なんか関係ないな~と実感しています。
母乳神話の個人的見解
母乳神話に翻弄された私に、現在の私からそれほど悩まなくていいんだよってアドバイスを送りたいくらいです。
しかし、そんな非現実的なことは叶いませんから、今現在、母乳神話に悩んでいるお母さん方にそんなの気にしないでいいんだよっと伝えたいです。
赤ちゃんを抱っこして外出すると心無い人から『母乳なの?』と聞かれることがあるかと思います。
そんな時は正直に答える必要なんて全くありませんからね。
育児を10年近くやってくるとスルー力(りょく)って大事だなーと感じますから、赤ちゃんのお母さんでもぜひ、スルーする力を身に付けるとこの先、育児が気楽になると思いますよ!
まとめ
今回は母乳神話に悩んでいた頃のお話をしました。
母乳神話って誰が作ったんでしょうか、何かしらの利権が絡んでいるのかな?
赤ちゃんの頃は母乳か粉ミルクかという着眼点しかないですが、3歳くらいになればそれほど話題にものぼりません。
ですので、母乳神話に悩んでいる人はぜひ、自分の楽なスタイルで育児をされることを望みます。